分かってもらいたい思いがあって
それを話した時に
「分かる〜！」
と言ってもらえると
とても嬉しい。
分かってもらえたんだ、と
なんだか報われたような気持ちになる。
だけど、
それがまた
誤解のはじまり。
「分かる」
は、
あなたの”その思い”が分かる
という意味ではない
ことが、
ほとんどです。
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おさんぽ？やーなのよー🐨
・・・・。ダメ犬になっちゃう💦笑
ねぇねぇ、
ちょっと聞いてよ！
って、
分かってほしい思いがあるとき
誰かに何かを
話したくなります。
聞いている側は、
自分の経験の中から
その話に乗った思いに近いものを
無意識に照らし合わせて
ぴたっと合ったものが
見つかった時に
「分かる〜！」
と、なります。
ほら。
それって、
自分のその
「似ていると思っている」体験を
指している、ってことですね。
だから、
その話の、
あなたのその思いが
「分かる」
という意味では、
ないのです。
でも、言われた方も、
言った方も、
「分かっている」
と、思ってしまうのです。
それが良い悪いの話ではありません。
ただ、
そういう誤認識が
しょっちゅう起きているよ、
ってこと。
だから、
ある時、
何かが自分の中で
許容範囲を超えたとき
「知ってるくせに」
「分かってたくせに」
「分かってるのに、ひどい」
という、
なんだか”裏切られた”
ような
感覚をおぼえるのです。
そう、
それさえも
錯覚。
結局、
「分かってほしかった、私の思い」
が、
分かってもらえていなかった
ことに、
人は勝手に傷ついている、
ということ。
こうしてはっきりと、
「分かる」
と言葉にしているケースは
まだ理解しやすいけれど
言葉にさえせずに
「空気読め」
「そのくらい察してよ」
「言わなくても分かるでしょ」
という、
無茶振りな
自分の中の勝手な設定のもと、
何かの出来事をきっかけに
「許せない！」
「裏切りだ！」
「ひとでなし！」
と、分かってほしい思いが
爆発するのが、
パートナーシップでよく見られる
ケースです。
そもそも、
伝えてないんだから
おかしな話でしょ（笑）
伝えてもいないことを
「分かっている」ことに
”勝手に”設定して
何かが起きたら、
「裏切りだ！」
って。（笑）
（世の中のパパさんたちに
起きている悲劇の
ほとんどなのでは、と思ったりする・・w）
去年のアルパカ風たまちゃん（笑）
「分かってほしい」
思いは、
自分が、
自分のその思いを
分かってあげていないから
起きたりする。
それを誰かに
話す過程で
自分の口から発せられる言葉が
自分の耳に入ってきて
思いがいったん
自分の外に放たれ
そしてそれを
あらためて聞いて
そうか、
私そんな風に思ってたんだよね
そんなに嫌だったんだね
とか、
「自分が」分かってあげられたときに
気持ちは落ち着くのです。
だから、
誰かに話すのも
悪いことじゃない。
だけど、
「分かってほしい」
を、
自分以外の誰かに求めたときに
一生、埋まらない心のすきまが
できてしまうよ。
それは結局、
「分かってもらえない」
を、
作り出すための、すきまで
「分かってもらえない」
状態を、
自分が感じるための
心のすきま
なのだから。
誰かに聞いてほしい思いが出てきたら
あ、私自分で分かってあげたいんだな、
って思って
誰かに話しながら、
自分でその思いをしっかり聞いて
しっかり感じて
分かってあげよう。
そして、
それに付き合ってくれた
聞いてくれた相手に
心から感謝して。
その時に
「分かる」
って、言ってくれた相手も
自分の中の体験の
あなたのそれに似た思いを
引っ張り出してきて
追体験して
分かってあげられた
のかもしれません。
そういう風に、
人との付き合いは
自立した個として
関わっていけたら
素敵だね。
人はひとりでは、
自分を知ることはできない。
人や動物や出来事や
いろんな関わり合いの中で
はじめて感じられる、
「私」という存在。
世界はいつも
とんでもなく
優しい。
パートナードッグ；ペキニーズ玉美（たまみ）＆ 先代フレンチブルドッグ犬太郎（けんたろう）