バランス力を見抜く。

思考のループにはまって、
ネガティブに傾いている人がいました。

自分でもそう感じているものの、
無抵抗で思考と感情に溺れている状態だ、
ということは
自分では見えていない。

これは実は、
飼い主軸講座の受講生さんに
最近起こったことです。

仕組みも、やり方も、
全部分かっていて

そして受講前とは
比べ物にならないくらい
変化していました。

だけど、
修了後に、
急速に元に戻ろうとしているのが
私には分かりました。

理由はひとつ。

大きく変化して、
苦しかった状態を抜け、
楽になったから
そこでまた立ち止まって
とどまろうとしていたこと。

変化を止めると、
淀みます。

滞ります。

結果、苦しくなります。

元の状態に戻っていくんですね。

そしてさらに怖いことには、
元の状態よりも、もっと苦しくなる事が多いです。

ダイエットのリバウンドと一緒です。
あれって、ダイエット前よりも太りますよね。

元に戻ることや、
苦しいのが悪いわけではありません。

だけど、
それが嫌だったから変化すると決めたはずです。

そのままを、本人に伝えても
思考のループは止められなかった。

それどころか、
さらに恐れと不安が吹き出して
ネガティブエネルギーは
増していきました。

そうなると、
普通は心配したり、
「ちょっと厳しかったかな…」
と反省したりしがちだと思いますが

私はむしろ安心していました。

心配もしていませんでした。

時々ふと、がんばってるかな。

って思うくらいで、
それ以外は忘れていました。(言い方w)

その結果、
なんと、
3日目には行動を起こし
突き抜けて
5日目には軽やかな状態へと
前に進む流れを取り戻して
帰ってきました。

これは、東洋でいう、
「重陰必陽、重陽必陰」
です。

陰極まれば陽に転じ、
陽極まれば陰に転ず。

「恒常性」、つまり
ホメオスタシス、という
宇宙の法則です。

気づいても動けないなら、
もう振り切ってやり抜けば良いのです。

その結果、
バンっ!!と逆側へ反転するのです。

ただこれは、
ホメオスタシスが正常に
働いている場合にのみ起こります。

ホメオスタシスが弱っていたり、
乱れている時に
これをやってしまうと
戻って来れずに落ちたまま。

ということにもなり兼ねません。

それは、犬の食事療法でも
まったく同じことです。

ホメオスタシス=脳機能や、
肉体力等
が弱っている状態で

陰陽転化を利用しようとすると
取り返しのつかない事態になります。

今回の受講生さんは、
しっかり講座を修了し、
実践もちゃんとやって

確かに変化を起こしていたので
それはつまり、
バランスを取る力はあるんです。

だから大丈夫だったのです。

もしこれが、
受講前や受講開始時点の
変化を起こす前だったら
同じ対応をしていたら
戻って来れなくなっていたかもしれません。

ネガティブはつらい、苦しいという体感なので
避けたくなってしまうものですが
今回のこの経験、体感、そして気づきは
大きな自信へと繋がったと思います。

そして、それを見ていた
他の受講生さんたちの
気づきや力にも確かになっているはずです。

当の本人は何をしたか?
というと、

ただひたすら自分自身に向き合い、
感情を感じ切り、
自分自身と愛犬のために
勇気を出して前に進んだ

それだけです。

自分をまっすぐ生きる時、
それだけで周りや世界に貢献するんです。

それが、「私」を生きるということ。

命の循環です。


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心が整う犬ごはんで
「飼い主軸®️」を育てる
飯村香織です。

おしりモフモフ

生きていれば日々いろんな事が起こります。

感情も思考も湧きます。

そこにダイブして、
巻き込まれて、
おぼれてしまうこともあるでしょう。

それは生きているからこその
体験です。

悪いことではありません。

問題なのは、
そこにはまって
コントロールが効かなくなること。

そうなってしまうと、
犬のリーダーとしての役割は
果たせなくなってしまいます。

ブレたりずれたりしている飼い主を
信頼してついていく犬はいません。

だから、飼い主軸講座では
飼い主さんのあり方を変えるために
必要なことや

ブレたときの対処法、
自分の扱い方などを
カリキュラムに入れています。

それを修得した上でも、
最初はやはり

戻って来れなくなることもあるかもしれません。

そう言う時に必要なのが、
他者の力です。

安心安全な「場」が必要です。

そこで自分を出すことで、
飼い主軸が揺るぎない人と接する事で、
自分のブレにも気がつけます。

ズレも分かるようになります。

分かってもどうにもならない時は、
安心してブレまくることも、できます。

気付けなくても、気づける。
ブレていても、それが分かる。
元に戻れなくても、振り切ってやり切ることで、
元に戻ることができる。

結局、元に戻れます。

飼い主軸講座受講生のコミュニティーが
そんな場になっていることを
今回また再確認できました。

ひとりでは自分のブレやズレに気がつけませんし
気づいていても変化が起こせない時に
どうすることもできません。

コミュニティーがない、という方は
自分以外の信頼できる誰かに話すことで
客観視していくと、
どうしようもない状態から
動き出すことができるはず。

だからやっぱり、
環境は大事。

信頼できる人や場を持つことは大事。

定期的に誰かを相手に
壁打ちして、
微妙なブレを整えていく事が大事なんです。

そうすることで、
大きな事になる前に、中庸に戻り
健やかな状態でいられるのです。

犬の体も、人の心も

まったく同じ。

だからまずは、
自分に向き合うことを始めましょう。

自分ありき、の
この順番は絶対変えられませんから。

安心してブレられるってことは、
どんなに安心で許されていて愛されていることなのか

知って欲しいなと思います。

それが感じられたら、
愛犬もその状態で生きられますから。

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