過去は変えられない？

過ぎ去りし日のことを
振り返って

悔やんでも
後悔しても

憎んでも
責めても

 

過去は、変えられない。

 

変えられないことに
エネルギーを注ぐなんて
何の意味もない。

 

今と、未来に向けて動こう。

 

と、いうお話と、

 

過去は変えられる。

今を変えれば、
過去も書き変わる。

 

というお話。

 

真逆に感じるかもしれませんが、

この２つは、
矛盾していないのですよね。

 

言葉尻だけを
表面的に受け取って理解すると

真意はみえてこないのです。

 

言葉って、
そういうもの。

 

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過去は変えられない、って
よく聞く言葉ですが

 

これが言われるときって

 

「過去は変えられない」
という”前提”に立って、

変えられないからこそ
感じる感情を
味わっているとき、

だなぁ、と思います。

 

で、そんな状態の人に向けて

前を向きなよ！という思いをこめて
発したりするのでしょう。

 

過去に起こったことについて
今時点から
さかのぼって

 

あのとき、こう言われた

私は本当は、こう思っていた

だから、そう信じてこう動いていた

 

とか、
思いをはせること
考えること
話すこと

が、あるとしたら。

 

それは別に、
悪いことではないと思います。

 

それは、
その過去の自分が

消化できなかった
消化していなかった

思いの処理、なのだから。

 

未消化な感情は、
ずっと残る。

 

いつからだって、
処理できる。

 

ただ、それを
まっすぐに”自分で”感じて

昇華させることが大事で

その過程で必要になってくる
行動は、
起こしておいた方が良いこともあります。

 

だけど、
こじらせているケースが多いのが

過去に自分でしっかりと感じ、
処理してこなかった
自分の未消化の思いを

自分で”まっすぐに”

感じて、受け取ることをせずに

 

沸き起こったままに、
相手に突然ぶつけるという行為。

 

 

食後にあがってきた、
ゲップや

体内で発酵してしまって
不用意に出るるおなら

（美しくないたとえでごめんなさい。）

を、
突然に人に向けて発するのと
おんなじことなんですよね、それ。

 

なんというか、

ひどい。（笑）

 

自分も下げるし、
ハッピーじゃないし、

過去の自分にも敬意がないし、
自分を大切にしていないし、
雑な扱いだし、
ましてや相手に対しても
公害以外の何者でもない。

 

 

過去は、変えられる。

 

そのためには、

 

いつになっても

過去にやり残した、
自分に湧いた思いの処理を

ていねいに、やることです。

自分で、ね。

 

相手がどうした、こうした
は、

関係ないのです。

 

起こったこと、
されたこと、

その出来事によって、
生まれた自分の思いが

尊いもので

 

それが怒りであれ、
悲しみであれ、
憎しみであれ、
苛立ちであれ、

 

どんなにネガティブなものであってお

 

ひとつひとつの「私」の思いを
「私」が
大切に扱っていくことが

唯一の、

過去への後悔を
昇華させる方法です。

 

 

 

 

 

いつからだって、
過去は変えられる。

 

だけど、

時間がたてばたつほど、

 

未消化の思いは
ドロっドロになっていきます。

ワインのおりのように。
川のヘドロのように。

 

これからは、

今をていねいに生きよう。

私をていねいに、感じよう。

 

言えない、とか
分かってもらえない、とか

関係ない。

 

まずは自分が、
自分を分かってあげるだけだから。

 

そうすると、

 

どうしたいか、が
変わってくるはず。

 

分かってほしいとか、
分かってもらえないとか、
私は悪くないとか、
あいつが悪いとか、

 

そういう思いが
消えてなくなる。

 

やってみた人だけが
分かること。

 

そうやって生きていくと
自分の中が

文字通り

「軽やかに」

なる。

 

だって、
思い残しの粒が、ないのだから。

 

ていねいに生きるって、
そういうことだと

思うのでした。

 

 

ちなみにですが

そんなあり方はすべて
その人の人となりとなって
にじみでているものです。

感じるものです。