水分バランスを保てるようになった、もう一つの理由。

今のパートナードッグ、
ペキニーズの玉美ちゃん。

現在4歳、避妊未。

お元気過ぎ病の傾向があり、
春先…と言っても
まだまだ冬の体感の時に
体が春をキャッチし、
交感神経が亢進し
振り切って一気に真夏のような代謝に
なってしまう、
ということが2歳くらいまで起こっていました。

学びながら、
考えて対処しながら、
3歳の歳には、
少し抑えられたものの
油断したら一気にまた
脱水に傾き
皮膚が崩れました。

だけど総じて、
分かってきた感じで
その年の後半は持ち直し
つかめてきた感覚がありました。

そして、4歳の今年。

完全につかめた感覚があり
上手く調整ができて
季節の変わり目も、
春から夏、そして秋と
乾燥・脱水に傾きやすいタイミングも
無事に良い状態で乗り越えました。

今、ヒート中ですが
これもまた血液が多く出るということで
体内水分は不足しやすい状態。

だけどやっぱり今回も、
問題なくしっとり被毛の良い状態のまま
過ごせています。

たまちゃんと暮らし始めて、
先代の犬太郎とはやはり違う個体なので
勝手が違うことを思い知らせれました。

ゼロから、この子の個体を知ることを
実践しては結果を見て
考えて、そしてまた対応を変えて…

を繰り返し、
どうしたら改善できるんだろう?

と試行錯誤で
二十四節気で季節を感じることを取り入れ
感じる力も育てて行き

効果が大きい食品も数々試し、

全体が見えてきた、
という経緯があります。

大体把握するのに、3年かかり、
完全につかむまで4年かかったなぁ、

と、思っていたのですが
こうなった背景にあるもうひとつの要因に
気づいたのです。

またひとつ視座が上がり、
見える世界がぐっと広がりました。


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心が整う犬ごはんで
「飼い主軸®️」を育てる
飯村香織です。

学びながら、
考えて実践して、
そして結果を見てまた考えて。

その繰り返しで、
学びと気づきが深まり
経験値が上がって
やっと、たまちゃんの個体の特性がつかめて
季節が移ろう中での調整が
できるようになってきた。

だけど、できるようになった理由は
それだけじゃなかったんです。

たまちゃんは12月生まれ。
もうすぐ5歳です。

まだまだ若いと思っていたのに
あっという間に、
来年はもう中高年の入り口。

犬太郎と1年ちょっと
一緒に暮らしていたこともあり、
まだ最近のことのように
感じていたけれど

しっかり歳を重ねているんです。

ということは、
こんなに元気なたまちゃんも、
0歳や1歳の頃に比べたら、
代謝は少しずつでも落ちてきている、
ということなんですよね。

これは当たり前のことです。

相当お元気でハイパーだった生命活動が
落ち着いてきた、ということでもありますが

それは言い換えると、
代謝がわずかながらに下がってきているということ。

私の感覚と調整力が育ったのももちろんありますが、
同時に、
個体の代謝の勢いが下がってきたんだと
気づいたんです。

もちろん、「下がった」というのは
0歳や1歳の時に比べて、ということですが。

どうしたら改善できるか?
どのタイミングで?
どう対応する?

ということと、

今どういう状態か?
水分偏在は?
自律神経は?
冷え浮腫みは?

という、目の前の
今の個体の状態を知ること

この二つに集中してやってきて
結果が出るようになりました。

そうなった今、

もっと俯瞰で全体を見た時に、
個体の長期間における変化を
感じることができたのです。

実際に症状が起こっているときは、
個体と自分の対応と、自然・環境
という「全体」を捉えることで
足りていた。

落ち着いた今、
さらに引きで個体の変化と
私の変化の
両方の全体を捉えた時、

大きな流れを感じることができました。

また少し、
自分の視座が上がったことを感じます。

代謝が下がってるとはいえ、
それはたまちゃん自身の若い頃との比較ですから
一般的には超健康優良犬です。

まだまだお元気、
問題何もありません。

でも命というのは、
日々終わりに向かっていっていることを
あらためて感じたのでした。

悲しみや寂しさというよりも、
「今」の愛おしさを強く感じます。

何もないこの時が、
とても尊いなぁ、と。

たまには、愛犬の命全体を眺める視点を
持ってみると良いですよ。

その時に、
いつかくる別れを思って
心が苦しくなるのなら

その湧いてきた感情を、
ちゃんと自分で感じていきましょう。

目を逸らさずに、
今感じることで

今と、この先の愛おしい時間に
まっすぐ向き合えるようになりますから。

飼い主軸がしっかり育っていれば、
終わりの時を思っても
マイナスな感情にのまれることはありません。

そんな状態になるなんて、
想像もできなかったけど、
実際そうなりました。

穏やかな凪のような心の状態で、
今目の前の命の尊さを
感じられる自分になっていることを、

犬太郎を迎えてすぐ、
「この子が死んだら…」と号泣していた私に
伝えたい。

大丈夫だよ、と。

だからあなたもきっと、
大丈夫。

飼い主軸を育てていきましょう。

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