犬太郎が旅立ってから
まもなく2回目の月命日。
まだ2ヶ月か、
もう2ヶ月か。
どちらもない。
時間のタイムラインとは違った
次元の重なりの感覚がリアルです。
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私と犬太郎が
共に生きた時は
永遠に今にあり
旅立ちの日
瞬間的に
私と犬太郎は
そこから別の層の世界へと
お互いに、
旅立った。
だから、
共に生きた時間の層は
なくなったわけではなく
今もなお
そこにリアルにあることを
実体感しています。
例え話でもなんでもなく
これは
この世界の真実のお話。
犬太郎は、
とても犬太郎らしく
潔く、かっこよく
次の世界への旅立ちを決めて
去っていきました。
あの日のことを書いておこうと思います。
犬太郎は、痙攣発作が時々起きていました。
一時期に比べたら
とても頻度は減っていましたが
その日も、数日前から
何度か起きていて。
発作が起きるたびに
発作の種類が
少しずつ変わっていることを
私は感じていました。
老衰により
脳が全体的に弱ってきていて
回を重ねるごとに
反応を起こしている脳の部分が
違ってきているのだなと
本能的に感じていました。
そうして全体が
少しずつ
その機能を終えようとしていると。
わかっていました。
最後の日の朝、
朝ごはんをいつものように食べて。
少しうとうとしたら
発作が起きました。
落ち着いてから、
徘徊が始まったので
徘徊用に用意していた
ソフトサークルに
いつものように入れて。
徘徊も突進の強さが数日前から
かなり強くなっていたので
前日夜に試行錯誤して
急遽用意したロングクッションで
ぐるりと内側を囲っていました。
でもそのときの徘徊は
徘徊というより
もう
上へ上へと向かっていました。
今までにない動きを見せたのでした。
あのとき私は
無意識に感じたのだと思います。
脳が最後の動きを
頑張ってしているんだなと。
泣きながら、飛び出さない様に
阻止して
その動きが止まるまで
犬太郎と一緒にもがきました。
どのくらいの時間がたったのか
まったくわからないけれど
長い時間ののちに
犬太郎はぐったりと
その場に伏せて
息遣い荒く
でも寝る様子はないから
抱き上げて
そばに体を保持して伏せていられる様に
抱き枕を工夫した寝床をつくり
声をかけ続けました。
お水を飲ませないといけない。
スプーンで口元や
鼻先に香り付した大好きなお水を
持っていっても
シリンジでいれようとしても
果ては、
人間のヨーグルトの上澄みを
これなら美味しいよ、って
持っていっても。
呼吸さえ苦しいのに
彼は
無理やり口の中に流し込もうとした私に
渾身の力を振り絞って
顔をぷいっと
横にそむけました。
また確信した瞬間です。
もう逝こうとしているのだね。
しばらく寄り添って
そばにいましたが
まったく目を閉じることもなく
荒い息遣いで苦しそうな姿に
「どうしてほしい?」
と問いかけました。
なんとなくわかってはいたけれど
犬太郎からの答えは
「何もしないで、しっかり見ておけ。」
犬太郎の思いを受け取り
そして私はどうしたいのだろう、と
自分の気持ちを再確認すると
やっぱり、
できることは全部やりたい
その上で、犬太郎が旅立ちを選べばいい
そう思いました。
食事療法の師匠である
獣医師の森先生と、
もうずいぶん前から
犬太郎のことで頻繁にやりとりしていました。
その日は特に、
動画を送ったり
何度も何度もやりとりして。
あれこれと
対応策をいただいてやろうとするのだけど
受け付けないよね。
だって
もう旅立ちの準備に入っていたのだもの。
でもね。
とにかく水がなければ
生きられないから。
水をなんとかして飲ませるようにと。
私も十分それはわかっていました。
でも絶対飲まないよね。
そうしたら、
病院に行って、
補液してもらってきてください、と。
少し考えて
行くことにしました。
犬太郎には聞かない。
だって行かないって言うに決まっているし
私が後悔するから行きたい、といえば
黙って付き合うでしょうとも
わかっていたから。
私は、私の気持ちをまっすぐに受け取って
そして犬太郎の気持ちも
しっかりと受け取って
どちらも否定することなく
尊重した選択をした。
結果、1度は補液に付き合ってくれた犬太郎。
その日の夜に
旅立ちました。
旅立つ直前に
犬太郎は
私をそばに呼び寄せ
駆け寄ると
まっすぐに私を見つめて
すっと
旅立ちました。
犬太郎の大きな愛だったと思う。
自分らしく
ありのままで生きることを
お互いの共通のテーマとして
共に生きてきた私たちだから
お互いの本音をまっすぐに
差し出しあって
お互いの思いを尊重しあって
最高の、最期だったねと
心底思う。
あのとき、嫌だったよね、
ほんとは何もしてほしくなかったよね、
とは
微塵も思わないよ。
だって私たちは、
ちゃんとあの時つながって
思いを交しあって
お互いを大切にしあったことを
はっきりと、しっかりと
私も犬太郎も
感じているから。
これが、最期の日
私と犬太郎との間で交わされた
宝物のような、
奇跡の時間です。
これが、
動物と本音の心を交わし合い
共に成長を楽しみながら
豊かに生きる
ということだと思います。
犬太郎が旅立ったあと
あふれるほどの
彼からの愛を日々受け取り続けていて
悲しみも寂しさもすべて統合された
裏も表もない
幸せのときに生きています。
この動物との生き方を
たくさんの人にお伝えしていくことで
たくさんの動物たちが
その使命と課題を
最高の経験を経て、
満たしていくことを
犬太郎と共に、これから全力で
取り組んでいきます。
家族の動物と、
どんな風に生きたいですか?
共に経験し、学び
成長して喜び合う
そんな時間を送れたらいいなと
少しでも思うなら。
どうぞ、その一歩を
踏み出してください。
いつでもお待ちしております。
犬太郎と私からの
心からの特別企画、
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終了しました
あなたがまっすぐに
こちらを向いてくれるときを
待っている動物たちがいます。
共に楽しく、軽やかに
まっすぐに、生きる毎日をはじましょう(*´∀`)
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