空気の重さと血流と、最期の日。

この地球という惑星で
生命が生きるとき

 

植物も動物も
すべてに等しく
かかる重さ。

 

それは、

「気圧」

です。

 

気圧とは、

空気の重さ。

 

地球上に存在するということは
もれなく、

その上に空気がのしかかり
その重さに押されている、
ということ。

 

気圧に対して、
それに負けずに活動する
力があるから

 

生命は地上で立ち、
上下左右に複雑に広がる
血管やリンパ管に
体液を巡らせることが
できているのです。

 

ちから弱くなってくると、

 

無意識に
ふつうに
できていたことが

 

しんどくなってきたり
するのですね。

 

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毛が伸びすぎて、太って見えるたまごんです。

 

気圧の変化によって
体調がすぐれない、

という人は
いると思います。

 

低気圧がくると
頭痛がする、とか。

 

お腹がいたくなる、
という人も

昔の職場に
いたなぁ。

 

遺伝で、親も自分も
低気圧が近づくと
お腹壊すのよーって
言ってたな。

 

そのときは、

えーーー

そんなことあるんかい。
思い込みじゃないのー?

 

と、
心の中でちょっと思ってました。(笑)

 

だけど、
いまなら

分かります。

 

なるほどね。
自律神経の乱れが
お腹にきやすい傾向なんだね。

もともと、
お腹の調子が整わないような
生活や飲食なのかな?

とか思って

食事アドバイスとかも
しちゃうかも。(←おせっかいw)

 

犬の食事療法の学びを
進めるにつれ

 

分かること、
つながることが、

日々増えていて

 

振り返ると
あれもこれも

 

納得がいく。

 

気圧については
まだまだ
理解が十分ではありませんが

 

それでも

 

数ヶ月前の私より
格段に分かることが増え

数年前の私には
想像もつかなかった
自然の流れと生命の関わり合いを

その世界を

少し知り始めています。

 

 

 

犬太郎のシニア生活のことも

 

あぁ、そうだったんだね、と

今、

 

犬太郎の身体の中で何が起きて

彼の生命が、
なぜ彼に

その動きをさせていたのか、

 

理解できるように
なりました。

 

それがわかった今、

犬太郎の思いに
あの頃よりさらに深く

寄り添えていると
思うのでした。

 

思いは時空を超えて、
届くから。

 

リスペクトの思いが
私と犬太郎の中で
響きます。

 

 

 

 

寝ている犬太郎の上に、
せっせとおもちゃを運んでいた、たまごん1歳(笑)
お供物みたいだからやめなさい(笑)

 

犬太郎は、
フレンチブルドッグらしく

脳から弱っていきました。

 

だから最期は
けいれん発作のようなものが

出ていました。

 

それは、
深く寝入ったときに

よく起こっていました。

 

そして、
旅立つ前の半年くらい
(もっとだったかな・・)

2、3時間おきに起きては、
ごはんをせがむようになり

 

だから私も、
2、3時間おきに起きて
小分けにしたごはんをあげたり

なだめたり

していました。

 

なぜ、起きてしまうのか。

なぜ、寝入ったときに
けいれん発作が起こっていたのか。

 

気圧と、血流。

その関係性を
少し理解し始めた今、

腑に落ちました。

 

 

私たちは、
昼間、起きて活動しているときは
交感神経がはたらいています。

 

夜は、副交感神経が優位になって
身体は休むモードになります。

 

休んでも、身体は止まりません。
眠っても心臓をはじめ、
臓器は止まりませんよね。

 

だけど、
シニアになり
全体の力が弱くなってくると

 

交感神経をオフにして
身体を「オフモード」にすると

限りなく停止

つまり、「死」に近い
オフになってしまいます。

 

だから、
長時間は眠れなくなるのです。

 

2、3時間起きに起きていたのは
そのためです。

 

人も、歳をとると
睡眠が浅くなり、
早起きになったりして
長くは眠れなくなりますよね。
それと同じです。

 

 

時々、
深く寝入ってしまうと

 

「生きる」ことがミッションである
身体は

緊急モードを発令し

 

「あぶない!このままでは止まってしまう!!」

と、

一生懸命、
渾身の力を振り絞り、
血流をつくり送るのです。

 

 

 

それによって、
脳に突然血が大量に流れ込み

てんかん発作のようになる。

 

交感神経と副交感神経の
調整が
もううまくできなくなっていたことが
分かります。

 

だけど、
それでも、

 

生きようとしていた。

 

一生懸命、
死なないようにしていた。

 

最期の日まで、
最期の朝まで、

必死に、
生きようとしていたのですね。

 

最期の日、
朝に

発作が起きてから

その後は発作は起きず
だけど眠ることもできず

その日の夜
旅立つまで

 

犬太郎は
荒い呼吸のまま、
目をしっかり見開いていました。

 

それは、

 

眠ったら止まってしまうことを
身体は、
分かっていたからです。

 

最後まで、
自分が生きた世界を

私と犬太郎とで
つくった世界を

彼は
しっかり見つめていたのです。

 

私は無意識にも感じ取って
横に寝せないで

抱き枕の上にまたがらせて

四肢でしっかり立っているときと
同じような姿勢で

世界をまっすぐ見られるように

 

してあげたのでした。

 

最期の瞬間、

 

 

私と犬太郎は
まっすぐに正対して
目を合わせ

心を交わし合い

 

お別れをしました。

 

あんなにまっすぐな
お別れが
あるだろうか。

 

犬太郎と私らしい、
最期でした。

 

 

 

犬太郎の身体で起きていたこと

 

それが、
あのときよりもっと
深く知れた今

なお、

犬太郎らしい最期だったなと、

 

自分を生き抜いた犬太郎と
隣でそれを見届けた私を思い

 

優しい気持ちがあふれます。

 

 

 

「何もするな。

黙って見ておけ。

目をそらすな。」

 

最期まで、
そう言っていた犬太郎が

見せてくれた

 

生命の有り様は、

 

今も、これからも

こうして何度も
私の学びと成長を
促すのだなぁ。

 

やりよるな、あいつめ。(笑)

 

 

 

ドヤww
にーちゃんすごいのよ🐨
にーちゃん大好きすぎるたまごんなんです。

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