散歩で整う犬、乱れる犬。

「お散歩から帰ってきたら、
興奮して家の中を走り回る」

って話、よく聞くんですよね。

お散歩前に興奮して走り回る、
っていう話も同じくらい多いし。

どちらも、犬の散歩が
気が上がる時間になっていることが多いと思います。

興奮する
テンションが上がる
走り回る

そういう犬の姿は、
一見「楽しそう」とか
「かわいらしい」とか
思うかもしれない。

そういう時の犬の心は、
心(しん)=脳神経で見ればよくわかります。

交感神経が亢進している状態です。

心も、体も、上がってる。

嬉しいとか、楽しいとかの問題ではなく
神経の亢進なんですよ。

ということは、
散歩する中で、
交感神経がたかぶり、
それが過度に亢進していき、
心の亢進により、体の亢進につながり
下げることができずに
帰宅後も上がりっぱなしで
エネルギーを持て余している。

ということが分かります。

だから、散歩から帰ってきて
興奮する犬をたしなめても、
根本解決にはならない。

むしろ、その状態を作ってしまっているのは
飼い主だということです。

そして、もっと怖いのは
そうやって上がる神経を犬に任せて
亢進させたままにしておくことで
体の不調が起きやすくなるかもしれない、ってことです。


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心が整う犬ごはんで
「飼い主軸®️」を育てる
飯村香織です。

 

ぶるぶるっ!
とする直前の激写。

交感神経が上がること自体は、
悪いことではありません。

お散歩中に、匂いを嗅ぐ。
音に気づく。
人や犬の気配を感じる。
歩く。反応する。

外の世界とつながるためには、
交感神経がきちんと働くことも必要です。

問題は、上がることではなく、
上がりすぎること。

そして、上がったまま下がれなくなることです。

散歩で気が上がりすぎて、
帰宅後も走り回る。
はしゃぐ。
吠える。
噛む。
落ち着けない。

これは、ただ「楽しかったから元気いっぱい」
というだけではなく、
神経のスイッチがまだオンのままになっている状態です。

その状態を犬に任せて、
高ぶるままにしておくと、
神経の上がり下がりが乱れやすくなります。

上がる時は一気に上がる。
でも、下がれない。
落ち着けない。
切り替えられない。

そういう神経の乱高下は、
気象病や季節の変わり目の不調、
体の偏りを整える力の弱さにも
つながっていきます。

私はこれを、
体を自分で整える力=整体力の弱さ
につながるのでは、と思っています。

だから、そもそも犬の散歩を
どういう時間だと捉えているか?
もう一度、考えてみてください。

犬の散歩は、
興奮させるための時間ではありません。
疲れさせるための時間でもありません。

外の世界に触れながら、
交感神経が自然に働く。
そして、上がった神経を、
上がり過ぎないように
自分で戻していく力を育てる時間ででもあると思うのです。

一番良い状態は、
適度に交感神経が働き、
体はリラックスしている。

これは、スポーツ選手がよく言う
「心地よい緊張」と同じだと思います。

交感神経の亢進が続くと、
心と体はつながっているから、
心の高ぶりは、体の力みや興奮としても現れます。

体も、亢進してしまうんです。

帰宅後に興奮がおさまらない犬は、
この状態になってしまっている。

だから、
飼い主がニュートラルでいることが大前提で、
犬の気が上がり過ぎて行きそうなら、
落ち着かせる。

気を、落とす。

楽しい。
でも、上がりすぎない。

感覚は開いている。
でも、力んでいない。

交感神経は働いている。
でも、心と体は中庸にある。

その状態で歩くことで、
散歩は犬の心と体を整える時間になります。

帰宅時に、また上がっていたら
落ち着かせてから家に入る。
そういう、飼い主の丁寧なリードが必要です。

それによって、
神経の調整力が、犬の体に育っていくと思います。

心身ともに、整う力が上がります。

散歩の時間は、犬の体と心に必要な時間です。
飼い主とのコミュニケーションの時間としても
とても重要です。

どういう時間になっているか、
どういう時間にしようと思っているのか、
一度立ち止まって、考えてみてください。

ただの散歩、にしていることが
問題行動や身体症状、
人や犬との関係性の問題につながっている可能性も
大いにありますよ。

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