変化を拒む。

万物は変化し続けている。

それはこの世界の原理原則だから、
自然界のすべてに
貫かれています。

宇宙、地球、
気候、季節、社会、物質、
そしてもちろん、人もです。

変わらないものなんて、
ない。

常に変化し続ける自分に見合った
物、人、事が
日々目の前に現れるのです。

一方で、
変化を拒み、
「変わらない」という選択を
する人もいます。

常に変化するのは、
この世界の仕組みだけれど、

それに抗って、
その場に居続ける。

変化しないことに、
エネルギーを注ぐ、
ということを選んでいる人もいるんです。

変わることが良くて、
変わらないことが悪い、
なんてことはありません。

それぞれのタイミング、
それぞれの選択で良いのです。

ただ、

変化し続ける人と、
変化を拒否する人が一緒にいると

やがて合わなくなってきます。

普通に考えれば、
それは当たり前のことですが

人は変化を拒むように脳ができているから、

人との付き合いを終わらせること、
合わないから離れることを、
なんだか良くないことのように
感じてしまったりします。

そこで「なんか違う」という
小さな違和感を無視して
気づかなかったことにして
これまで通りの付き合いを
続けようと頑張ると

問題が起こってくるんですね。

何かしらのトラブル、衝突、失敗等
「不調和」の結果が、
現れてきます。

もしそういうことが
既に起こっているなら、
不調和が起きているということ。

気づいたら、
「私」は何を選ぶのか?
自分に問うて、
選択し行動していけば良いのです。

何度か経験していくと、
現実にトラブルが起こる前に、
違和感に敏感に気づけるようになっていきます。

その時に、

「変わることが良くて
変わらないことが悪い」

と思っていると、
もう古くなってしまった
過去の自分と合っていた
人や物に執着し、
離れることができず

問題が次々に起こってくる。

だから、
仕組みを頭で理解しておくことも
大事な事なんです。

知識として知った上で、
現実に体験して、体感して
自分に落とし込む。

そうして初めて、
「分かった」ということになります。

「変わらない」ことを選ぶ人が、
悪いわけではありません。

ただ、
変化・拡大・成長を続ける人には、
そういう人は合わないというだけです。

私も以前、
変化しないことを良しとする人たちの中で
合わなくなってきているのに
そこに居続けなければいけない、
と無意識に信じ込んでいたことがあります。

違和感は何度も何度も感じていた、と
振り返ってみると分かりますが

当時はまったく気づかないふりを
自分にしていました。

離れたくないから。

そして、
「変化が怖い」
という意識も、
まだ少し私の中に残っていたから。

違和感をスルーしないで、
成長し続ける選択をすること。

そのために、
合わないものとは離れることを
良しとすること。

たくさんの経験の中で
私はそれを体得していきました。

結局それが一番、
ストレスが少なく、
成長が早いんです。

なぜなら、
この世界の原理原則に
則っているから。

変化し続けることも
変化を拒むことも

どちらも良い悪いはありません。

ただ、「私」は
どちらを選ぶのか?
ということ。

選んでいない、と思う人も
どちらかを選んでいるんです。

自分の選択にまずは意識的になることが大事です。

自分を生きるには、
まずはそこから。

それが、自分に向き合う第一歩です。


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飯村香織です。

変化を拒むことは、
悪いことじゃない

と書きましたが、

エネルギーはものすごく
消耗します。

変化しないことは、
原理原則にあらがうことだから

そりゃあ、かなりのエネルギーが必要です。

流れる小川の中で、
流されないように
その場所に居続けるためには、

ものすごく力を使うでしょ?

それと同じこと。

変化し続けるには、成長のためにエネルギーを使い
変化を拒むには、とどまることにエネルギーを使う。

その違いです。

楽(らく)がしたい、という理由で
変化を拒むのは割りに合いません。

変化を拒むなら、
なぜ私は変化したくないのだろう?
という理由に意識を向けてみてください。

そこに、自分を知るヒントがたくさん詰まっているはずです。

「変わりたい」と思っていて、
「変わりたい」と言っている人は多いけど

実際は、心の奥底では
「変わりたくない」
と、変化を拒否している人が
とても多いことを目の当たりにしてきました。

そうなると、
自分の体感としては
「思うようにいかない」
となるはずです。

その不一致をなんとかしたいなら、
気持ちよく生きていきたいなら、

自分が何を望んでいるのか?

自分の本音に
しっかり向き合うこと。

それができるのは、
自分自身だけです。

自分でできないなら、
プロの力を借りて
掘っていくのもひとつの方法です。

自分でやるにしても、
プロの力を借りるにしても、

「自分に向き合うと決めること」
をしないと、
どうにもならない、ということは
知っておいてください。

冬至に向けて、
日に日に陰のエネルギーが高まっています。

矢印を自分の内側に向けて、
しっかり自分を養っていきましょう。

冬は、そういう季節です。

ちなみに、
「変化を拒む」選択をしている人の多くは、
そのことに気づいていません。

だから人生って、難しくもおもしろいのかもしれません。

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